HEAD研究会

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活動報告 HEAD研究会


1月20日にHEADスタジオ@末広町にて開催された、HEAD研究会シンポジウムシリーズ「AIと私」第三回では、「 AI化された建物が喋る- 不動産オーナーがAIと遊ぶとこうなる-」と題して、福岡の吉原住宅有限会社・株式会社スペースRデザインの吉原勝己氏、麗澤大学工学部教授の清田陽司氏、株式会社エボルブ Chief Assemblage Officer・国立大学法人大阪教育大学 理数情報教育系 特任准教授の安松健氏を迎え、「AI化された時代の不動産」について議論が行われました。

吉原氏によるメインプレゼンでは、昨今のLLMを利用したAIに、ビルの過去履歴データや、その背景となる関係者のインタビューなどのデータを与えて、冷泉荘、山王マンションという二つの建物について、AIが人格のように振る舞うために五つの情報(魂、倫理的羅針盤、社会性、記憶、身体の五感)を収集して学習させ対話の形でいろいろな情報を引き出すという試みについて紹介されました。

続く清田教授のプレゼンテーションでは、それらを可能にする人工知能の発展の30年間について見てきた経緯と、そこで人間がAIに向き合う姿勢についての現在の考え方、特に問い続けることの重要性について話された。

久留米にて、吉原氏と協働研究をしている安松氏からは、AI技術の実装について実例と構想を話していただいた。特に現在進行しているAIを実装した集合住宅については、AIが日常的な雑談やコミュニケーションを通じて人間の心理に寄り添う役割を果たしていることが示された。

後半の議論の中では、それら社会に実装されていくAIの人格存在がコミュニティを表現する可能性、それがどう社会を変えていくのかについて議論されました。