HEAD研究会シンポジウムシリーズ2025-2026 「AIと私-ドンドン自分でできる時代と産業/専門家-」
第1回 「ベネチア・ビエンナーレで考えたこと」
建築業界でもDX化がますます進むなかで、AI技術の成長は凄まじいです。建築に対する種々の要求条件を伝えれば、それに応じて設計も見積・積算も図面作成もBIMも何でもAIが自動でやってくれる時代がそこまで来ました。発注者と十分に学習したAIがいれば「後はお任せね」という時代が現実のものになる時、AIが建築をどう変えるのか。建築家の仕事はどう進化するのか。
テクノロジーの進化が止まらない今、私たちはどんな価値を提供、産業や専門家はどう振る舞うことになるのだろうか。
本シリーズイベントでは、AI時代の建築設計の可能性と、建築家・専門家だからこそ担える役割について4回に渡り多くの方々と議論していきます。
今回は、青木淳氏をお迎えして、ベネチア・ビエンナーレ2025建築展のテーマ「中立点 ー 生成AIと未来」を中心にAIと人間の創造性の関係について議論します。
お申し込みはこちらから⇨https://peatix.com/event/4422097
■ 基調講演 ご登壇
青木淳:建築家
1956年横浜生まれ。1982年東京大学修士課程修了。1991年より青木淳建築計画事務所(現在、ASに改組)を設立、主宰。2005年、芸術選奨文部科学大臣新人賞 受賞。2021年、毎日芸術賞 受賞。京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)館長。東京藝術大学名誉教授。
鈴木毅:居方研究者
1957年豊橋市生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了。博士課程単位取得。東京大学助手、大阪大学准教授を経て、2024年まで近畿大学教授。工学博士。千里ニュータウン研究・情報センター共同代表。近畿大学建築学部非常勤講師。さこすてリサーチアドバイザー、図書室27共同運営。専門は建築計画・環境行動研究。特に、「人の居方からの環境デザイン」、「生態幾何学」、「当事者がつくる地域の場」「無人駅の活用」。共著に「まちの居場所」、「人間・環境系からみる建築計画研究」。
松村秀一 :HEAD研究会代表理事 神戸芸術工科大学学長
1957年神戸市生まれ。1980年東京大学建築学科卒業。1985年東京大学大学院博士課程修了。工学博士。1986年より東京大学講師、助教授、教授、特任教授、早稲田大学研究院教授を経て2024年4月より現職。HEAD研究会代表理事、建築技術支援協会代表理事、団地再生支援協会会長。日本建築学会賞(論文)、都市住宅学会賞(著作)、日本建築学会著作賞等受賞多数。主な近著に「新・建築職人論-オープンなものづくりコミュニティ」、「和室礼讃」、「建築の明日へ」、「空き家を活かす」、「ひらかれる建築-『民主化』の作法」等。
■ ベネチア・ビエンナーレ2025建築展について
テーマは「中立点 - 生成AIとの未来」として、キュレーター指名コンペにて青木淳氏が選定され、2025年5月10日から11月23日までベネチアにある吉阪隆正設計の日本館にて開催される。
以下、青木淳氏による趣旨文より
主体を人間に置くのでも、生成AIに置くのでもなく、そのあいだの虚なる「中立点」つまり「対話」に主体を措定することにかけてみる
それらどちらにも属さない創造的な「つくること」が生まれるのではないか
生成AIとの生産的な付き合い方を確立し、それを今後の生成AIの進化の方向付けに役立てられないか
テーマ :「ベネチア・ビエンナーレで考えたこと」
■ 背景と目的
近年、建設業界においても、AI技術の進歩に目覚ましく、設計、見積もり、図面作成、BIMなど、様々な業務が自動化されています。そのような状況を踏まえ、AI時代における建築の未来と人間の役割について考察してく必要があるのではないかと考えます。 また、今後の在り方をこれまで建築業界を先導してきたHEAD研究会と一緒に議論を重ねることで真の建設業界とAI技術の関わり方や在り方が見えるのではないかと考えます。
■ シンポジウムのコンテンツ
今年度は、以下の2本立て形式で行います。前半では青木淳氏による基調講演。企画後半では、居方研究家の鈴木毅氏による講演、青木淳氏×鈴木毅氏×松村秀一氏によるディスカッションを予定しております。
1. Keynote speech 青木淳氏 -基調講演-
「ベネチア・ビエンナーレで考えたこと:人とAIの「中立点」について」
建築家 青木淳氏による基調講演を行います。
2. Round Table Session「人とAIのー中立点ーを巡って」
居方研究家 鈴木毅氏による講演。その後、青木淳氏×鈴木毅氏×松村秀一氏によるラウンドテーブルディスカッションを実施します。(登壇ゲスト紹介は本ページ後半参照。)
ex) AIの可能性、人とAIの関係性、生成AIの生産的な付き合い方 etc…
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イベント開催概要
■ 日時:7月16日(水)開催
①シンポジウム 17:00~19:30
②懇親会 19:30~20:30(21:00完全撤収)
■ 開催場所:ハイブリット開催。
①シンポジウム:HOME / WORK VILLAGE ( 旧池尻中学校跡地 世田谷区池尻 2-4-5 )
HOME/WORK VILLAGE
②懇親会:HOME / WORK VILLAGE ( 旧池尻中学校跡地 世田谷区池尻 2-4-5 )
■ 参加費
・シンポジウム参加チケット(一般・現地/オンラインとも):¥1,000(税込)
・シンポジウム参加チケット(HEAD研究会会員、神戸芸術工科大学学生・現地/オンラインとも):無料
・懇親会参加チケット(一般、HEAD会員、学生):¥2,000(税込)
※ 懇親会はシンポジウムと同会場にて会食を予定しています。
※ チケット枚数には限りがあります。あらかじめご了承下さい。
■ 当日タイムテーブル
17:00 :挨拶・趣旨説明 (松村秀一氏)
17:10 :① Keynote Speech 青木淳氏 基調講演
18:00 :② 鈴木毅氏 講演 (15分)
Round Table Session 青木淳氏 ×松村秀一氏×鈴木毅氏 (45分)
19:00 :質疑応答
19:20 : まとめ
19:30 : 終了
–懇親会 (@HOME/WORK VILLAGE)
19:30 :懇親会
20:30 :終了
■ 配信方法:当日配信
■主催
主催:一般社団法人HEAD研究会
後援:神戸芸術工科大学
お申込みはこちらから⇨https://peatix.com/event/4422097